バーダル ETF
近頃エンジンフラッシングって本当にエンジンに悪影響を与えないの?ってご質問を頂きますので。
よくあるお問い合わせの一部をご紹介いたします。
Q1:こんなシャバシャバなものを入れて油圧が下がってエンジンやシール類に良くないのでは?
A1:バーダル「ETF」の成分はJP4と言いましてジェット燃料をベースに作られております。
何故、ジェット燃料なのかと申しますと高速で回転をするジェット機のエンジンを保護するためにジェット燃料は潤滑性を持たせているのです。
この商品の特徴は優れた洗浄性とジェット燃料の潤滑性とバーダルの潤滑被膜が相まってエンジン各部の摩耗を防止しながら洗浄することです。 もちろんシールに対してもアタックすることが無いだけで無くシール周りの汚れを取り除くことが出来ます。
Q2:極端に酷い汚れのエンジンに使って、どっさりと落ちたスラッジが、ストレーナーを目詰まりさせた、と言う評判を聞いたことがある。
A2:ETFはチョコレートが解けるように、カーボンを最小の粒子に溶解してエレメントに集めます。
従来品の灯油ベースの洗浄剤だと汚れを剥離(ごそっと落として)させて詰まらせる心配がありましたがオイル本来が持っている「清浄分散剤」の成分に特化した商品となりますのでヒドイ汚れのエンジンに新しいオイルを入れても問題ないようにETFの使用も問題ありません。
Q3:全部オイルを抜き取ったとしても、幾らかは新しいオイルに含まれて、洗浄剤が入った状態で、エンジンを回すことになるのが不安だ。
A3:潤滑性を持たせた洗浄剤なので基本的には全く問題ありません。
また、元々が揮発性の高い薬剤ですので基本的にはランニングフラッシュ・アイドリングフラッシング含めて使用しているうちに蒸発してしまいます。
特に、ランニングフラッシュ300Km迄としているのは性能を発揮するのが大凡300Km程度となってしまい、それ以上になると存在自体が消えてしまって性能自体も無くなりますがエンジンに元々無いものですがダメージを与えるような残留性も無くなると言うことになります。
何故フラッシングが重要なのかといえば、オイルが金属表面や機械内部で有効に働くには、オイル分子レベルでの電気的な作用があります。ところが、金属表面に絶縁層であるワニスやスラッジが極薄膜でも付着しているとオイルの性能が100%発揮できませんし、オイルに混入した汚れはオイルの性能を劣化させます。
オイル交換時のフラッシングと劣化オイルの完全抜き取りは非常に重要です。
- 2011年06月1日
- バーダル
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